底辺ネットライターが思うこと

思うことをひたすら書くだけ

昨日増田に書いた底辺ネットライターの私です

こんにちは。昨日この記事を書いた底辺ネットライターです。

megalodon.jp

元の記事は削除しました。こちらは魚拓です。

本当にお前があの増田を書いたのか?と言われたら、それを証明する方法なんて何もない。なんとなく、文体から私であるとわかってもらえたら嬉しい。

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▼追記:私が本人である証拠に、上の増田に追記を書き込みました。この方法を教えてくれた人、ありがとう。

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なりすましだと思われるなら思われるでもいいとも思う。なりすましだって本人だって、自分の正体を隠して本音じみた物をブログに吐き出している人間だということには変わりない。

そしてもし、私のブログを読んで、何かを感じてもらえたのであれば、私は嬉しくて仕方がない。文章を書く人間にとって、「楽しい」であっても「悲しい」であっても、人も気持ちを動かせることが喜びなんだ。少なくとも、私にとってそれは喜びだ。

私はあの増田についたブコメを全部読んで、笑って、泣いて、嬉しくて悲しくて、ブコメの中にたくさん書かれていた「ブログ始めろよ」というアドバイスに従ってみることにした。

よくよく考えれば、こうして新しくアカウント作ってブログを書けば、私という人間を特定されることってないから、そんなに怯えることないんだと思った。

「そんなに怯えることがない」って何に怯えるかって言うと、自分が今までネットで嘘ばっかりついてきたから、それが私の仕業だとバレて非難されるのが怖いんだ。

と、書いてはみたものの、その一言に私の感じている恐怖のすべてが集約されているような気持ちにはなれない。

私の中にある沼のような物が人目にさらされて非難されることが怖いんだと思う。

この沼は、私の感じてきた考えてきた経験してきたあらゆる悪い物の溜まり場で、私はこれを人に見て欲しいと思う反面、誰にも見られたくないとも思うんだ。

と、書いてはみたものの、この文章にも私の感じている恐怖のすべてが集約されているとも思えない。

所詮は底辺ライターなので、許してほしい。私は私の内側に潜む恐怖ですら、うまく表現する能力を持ち合わせていないんだ。私はその程度の底辺ネットライターだ。

その上、このブログに書く文章に関しては推敲する気持ちがさらさらない。推敲することで仕事と何ら変わらない記事になってしまっては、私も読んでくれている人も面白くないだろう。

ブコメに「名前出して取材しているライターとネットライターをいっしょにするな」って書いていた人、一緒にしていないので安心してください。私はその場所に憧れるだけの底辺ネットライターです。ただ仕事をしていく上で名刺に「底辺ネットライター」と書くわけにはいかないので、「ライター」と書きます。許してください。

ブコメの中に、いくつか私の文章を褒めてくれている人がいた。

泣いたのはこれらのコメントだ。嬉しいのと同時に、じゃあなぜ私の文章はこれまで一切評価されずに買い叩かれてきたの?と、悔しい気持ちにもなった。

何でその場所に甘んじているの?というコメントもあったので、私が底辺ネットライターになってしまうまでのことを書こうと思う。

私は小さい頃からまともに国語というものを勉強したことがない。

だけど、国語のテストは毎回満点に近かったし、文章を書けば「これは突き詰めれば論文になるレベルだ!」「本当にこの文章はあなたが書いたの?」と教師たちに驚いてもらえた。

だから私は自分の文章にそれなりに自信があった。文章を書くことは一切、苦にならないし、褒められるのだから、これが私の特技だ!才能なんだ!と思った。

私は底辺ネットライターになる前まで、会社勤めをしていた。

何の仕事をしていたかを明言してしまうと特定されてしまう気がするので、何の会社かは書かないでおく。

私はその会社で、シナリオなどを書いていた。

私が書いたシナリオは、全て絶賛された。普段、関わりのない人がわざわざ私の元へやってきて「これは君が1日で書いたって聞いたけど、本当?」なんて、キラキラと輝いた目で握手を求められた。本当に嬉しかった。

私がこのような喜ばしい職場をなぜ捨てたか?というと、ハラスメントだ。

セクハラだ。パワハラだ。たくさんの大きな力が、私の心をねじ伏せた。そんなキラキラした日々が全て醜悪な思い出に思えるほどに、ねじ伏せられた。

「最近はすぐセクハラって言うよね、女って」そう思われた人もいるだろう。

しかし、セクハラをしてきた相手が刑事裁判にかけられ、刑事罰がついたと聞けば、少し違う目線で見てもらえるんじゃないだろうか。

私は自分の女である権利を主張し、その輝かしい喜ばしい職場でいつまでも働き続けていたかった。

けれど、「被害者とはいえ、同じ会社の人間を刑事裁判にかけるなんて、なんて面倒なやつなんだ!」と、私は煙たがられるようになっていった。

それからはパワハラの嵐だ。不当に給料を下げられ、味方のいない部署に左遷され、私の心をめちゃくちゃにつぶされた。

その会社を辞めて、同じようなことをしている会社に入ったけれども、うまくいかなかった。

私の中にはっきりと形成されてしまった男性に対する疑心が、人間関係を円滑に進めさせなかった。

その会社で今の夫と出会った。夫は、私の疑心も八つ当たりもそれこそ私の沼を全部受け入れてくれた。この人以外、私の底なし沼を受け止められる人なんていないと思った。

そして仕事を辞めてしまった。夫は「専業主婦でいいよ。心がつぶれてしまうなら」ととても優しい心をかけてくれたのだけど、周りがそれを許さなかった。

バリバリ働いている時は「女がそんなにバリバリ働いてどうするの」みたいなことを散々言われたが、結婚したら「どうして時間があるのに働かないの」になってしまった。

そう言われる原因は私にあることはわかっている。私が子供を産みたがらないから。

「子供を産まないんなら働きなさい」と、うちの親。

「早く子供を産んで!男の子!男の子!」と、夫の親。

それらから逃げるために何でもいいから働こうと思っていた時に見つけたのが今の底辺ネットライターの仕事だった。

その時はまだランサーズやクラウドワークスなんかは有名ではなく、求人誌で見つけた仕事だった。

私は「素人が文字でお金を稼げる仕事があるなんて!」と感動した。

(ここで言う「素人」は、何の資格も持っていない人のこと。どんなことだって資格がなければ実業務にたずさわるまでは素人扱いだと思う。だから私は自分が素人だと思った)

最初は、ジャンルに沿ったブログを書くだけでよかった。

週に20も30も全部違う人のフリをしてブログを書くのはそこそこ大変だったけど、楽しかった。

働いていることで誰にも文句を言わせない。好きな文章を書いて過ごせる。

私はこの時、ひたすら何の意味もないブログを書くことにどんな意味があるのか知らなかった。教えてもらえなかった。

今の私は、それは「被リンク効果」のためだと知っている。

そのクライアントもその時は業績絶好調で、報酬も弾んでくれた。嬉しかった。あの頃に見ていたキラキラをもう一度見ることができるような気がした。

ここからまた真っ暗闇に沈んでいくことになるんだけども。

ここまで書いてしまったら、私って特定されちゃうかもね。ネットライターが多い時代と言えど、私は多分特殊な環境にいる方だと思う。でも、せっかくやっと正直な文章を書いているのだから消したくない。

誰かに何か言われたらしらばっくれようと思う。クライアントもアフィリエイト界隈の人たちだから、はてなをそこそこ見ているだろう。

アフィリエイト界隈がなぜはてなを見ているのか?それはもちろん互助会のためだ。

これが私の書きたかったことなのか?と聞かれると、そうではないと思う。

でも、今ここに至るまでの気持ちを吐露して吐き出して底なし沼の底が見えるぐらいにならないと、私はもう自分の書きたいことなんて見えないだろう。

とりあえず今回はここまでにしておきます。

もし良かったら、ブクマやコメントなどいただければ嬉しいです。

増田にたくさんのブコメがついた時、最初は非難批判コメントを見るのが怖かった。

だけど、実際に読んでみると、そうしたコメントですら嬉しかった。私の文章にまっとうな反応をしてくれていることが嬉しかった。

嬉しかったんです。