底辺ネットライターが思うこと

思うことをひたすら書くだけ

私のタイピング速度が上がるきっかけとなった遊び

チャットなどでやり取りをしていて、よく「めちゃくちゃ文章を打つのが早いですね」と言われる。

昔からワープロを打っているのでそこそこタイピング速度は早いと思うけれど、私は驚くぐらい手が小さいので、タイピングのやり方は相当「我流」だ。

恐らく、ちゃんとしたタイピングスキルを持っている人からすると、イラッとされるぐらいだ。

なのに「打つのがめちゃくちゃ早い」と言われるのには、書院ワープロを使っていた時代にとある遊びを思いついてそれを実践していたということがひとつある。

それが、

「歌を聞きながら、なるべく曲から遅れないように歌詞をタイピングをする遊び」

だ。

ただのタイピングゲームのようにも思うが、これがものすごく良かった。

歌詞を聞いて意味を理解し、どのように表現するかも瞬時で判断し、余裕があれば感嘆符などを付ける。

これが、言葉の発想や文章表現力を鍛えることにも繋がったと思う。

最初はスローテンポなバラードからチャレンジし、徐々に曲のスピードもあげていった。気持ちがこもった曲の方が、表現の練習になった。

例えば、ポルノグラフィティの「サウダージ」。

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私は私とはぐれるわけにはいかないから

いつかまた会いましょう その日までさよなら恋心よ

 曲の最初のこの部分だけで、さまざまな表現ができる。

「私は私と、はぐれるわけにはいかないから!いつかまた会いましょう、その日までサヨナラ恋心よ」

「私は…私と…はぐれるわけには、いかないから。いつか、また会いましょう?その日まで、さようなら。恋心よ…」

後者の方が、未練を感じさせる文章になっている(と、思う)。

今はインターネットで歌詞を検索すればすぐに正解が出てくるけれど、この頃はまだ歌詞カードで歌詞を確認している時代だった。

なので、正解なんてものを考えず、聞き間違いでもなんでもいいから、言葉の意味がわかるように、表現していく。

このゲームに正解も成功もない。ただ「納得がいく表現になったな!」と自分で思うだけだ。誰に意見を聞くこともない。歌詞の解釈は人によって異なるし、正解を求めたらまた違うゲームになってくるだろう。

こうして文章表現の訓練になる上に、タイピングの速度を上げる訓練にもなる。我流ながら、なかなかいいトレーニングだったと思う。

物語が思い浮かばない時は、ひたすら曲を聞いてひたすらタイピングをして遊んでいた。

私が、この方法が最強にすごいと言うわけではないけれど、もしタイピング速度や文章表現で悩んでいる方がいらっしゃれば、この方法は何の追加機材も必要なく簡単にチャレンジできる上になかなか効果的なので、ぜひやってみてほしい。